教材案内
国際物理オリンピックの出場を目指すには、日本の高校物理の範囲を超えて大学1年生レベルの物理の理解が求められます。日本代表選手候補者に選ばれた高校生を対象にした強化トレーニングのためにテキストが作られています。以下のページからご購入いただけます。
また、以下に、高校生でも自習できる参考書を挙げます。
高校上級レベルの物理を解説した参考書
「講談社基礎物理シリーズ」は大学1、2年生に向けて執筆されていますが、高校物理の復習レベルから書き始められており、例題も豊富です。
- 並木雅俊(著):『大学生のための物理入門』
- 二宮正夫・並木雅俊・杉山忠男(著):『物理のための数学入門』
- 副島雄児・杉山忠男(著):『力学』
- 長谷川修司(著):『振動・波動』
- 横山順一(著):『電磁気学』
次の参考書は、基本原理から現代物理につながる問題演習が載せられています。
- 山本義隆(著):『新物理入門』、『新物理入門演習』(駿台文庫)
- 杉山忠男(著):『理論物理への道標(改訂版)上巻、下巻』(河合出版)
高校卒業程度の演習書
収められた問題は、ハンガリーでの物理教育で用いられたものが中心であり、ほとんどは古典物理学のものです。だからといって平易ではなく、歯ごたえのある問題がそろえられています。
- P. グナディグ他 (著)・ 近重 悠一 (翻訳):『楽しめる物理問題200選』(朝倉書店)
現代物理学を平易に解説した本
量子力学を中心としていますが、古典力学から相対論も含めて書かれています。この本は、元々放送大学の教科書として執筆されたものなので、高度な数学などは使わずに解説されています。高校生の皆さんが現代物理学に近づくことを可能にしてくれるでしょう。
- 江沢洋(著):『現代物理学』(朝倉書店)
大学初年級レベルの物理学の学習のための本
物理のそれぞれの分野について学習できる参考書です。
「力学」に分野について
- 戸田盛和(著):物理入門コース1『力学』(岩波書店)、4章~7章
- 戸田盛和・渡辺慎介(著):物理入門コース/演習1『例解 力学演習』
「相対論」の分野について
- 今井功 (翻訳):バークレー物理学コース『力学 下巻』(丸善)、10章~14章
- A.P. フレンチ (著)・平松惇 (翻訳):MIT物理『特殊相対性理論』(培風館)
「その他」の分野について
- 中島貞雄(著):物理入門コース『量子力学Ⅰ』(岩波書店)
- 戸田盛和(著):物理入門コース『熱・統計力学』(岩波書店)
豊富な演習問題を扱った本
理工科系基礎課程の学生向きに書かれた豊富な演習問題を扱った参考書です。微分方程式を勉強した高校生にとっても参考となるでしょう。
- 後藤憲一 (編集)・山本邦夫 (編集)・ 神吉健 (編集):『詳解 物理学演習 上』(共立出版)
- 後藤 憲一(編集)・西山敏之 (編集)・ 山崎修一郎 (編集):『詳解 物理学演習 上』(共立出版)
さらに物理学を深く学習したいという意欲的な人のための名著
内容はかなり高度ですが、ノーベル物理学賞受賞者リチャード・ファインマン独特の語り口に引き付けられて読み進むことができるでしょう。ただし、ファインマン物理学を読む場合、全体を通して読もうとする必要はありません。自分なりに興味のある章をじっくり読めばよいでしょう。また、内容を完全に理解できなくても物理の面白さがわかればよいと思います。
- ファイマン(著)・坪井忠二 (翻訳):『ファインマン物理学Ⅰ 力学』(岩波書店)
- ファイマン(著)・富山小太郎 (翻訳):『ファインマン物理学Ⅱ 光 熱 波動』(岩波書店)
- ファイマン(著)・宮島龍興 (翻訳):『ファインマン物理学Ⅲ 電磁気学』(岩波書店)
米国の大学学部レベルの物理の教科書として執筆された名著
こちらも内容はかなり高度ですが、物理学の本質的理解を目指した名著です。この本の場合も、全巻を通読しようとする必要はもとよりありません。興味のある章をじっくりと読み、内容の完全な理解を求めなくても物理の面白さがわかればよいと思います。
- バークレー物理学コース 全10巻、別巻2冊(丸善)











